ねこツムリの心に生まれた「なにか」を「カタチ」として残した、「ねこツムリの流儀」の記録です。
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思わぬ原油下落で潤っているのは、飲料メーカーそれとも容器メーカー?
最近、久しぶりにペットボトル飲料を買う機会があったのですが、商品を触ってみてあることに驚かされました。

そのあることとは、容器であるペットボトルの“薄さ”です。

ボール紙みたいに薄く、手で持つと、ペッコンペッコンで、慣れないうちは、持ちにくくて難儀してしまいました。

数ミリあるかないかの薄さでも破れにくい。
これも技術の進歩といってよいのでしょうね。

ペットボトル容器がこれだけ薄く軽くなったと云うことは、ペットボトル容器製造会社は、さぞや原材料費が安くなったことでしょうね。

ペットボトルの原材料は石油ですから、ペットボトル容器の軽量化は、資源の無駄遣いをしなくてよい点でも、いいことなのかもしれませんね。

ところで石油資源と云えば、一昨年2014年以来、原油価格の値下がりが止まりませんね。

先週末には、ついに1バレル=30ドルを割り込みました。
約12年1ヶ月ぶりの安値だとか。

おかげで、ガソリン灯油の価格が下がり、家計には恩恵大。

もちろん石油を燃料や原材料としている企業にとっても、燃料費や原材料費が低下してメリットが出ている様子。

ということは、ペットボトル容器製造会社も、原油価格下落のメリットを享受出来ているのではないでしょうか。

でも不思議ですね。

同じ、原油を原材料としているガソリン灯油の値段は、原油価格の変動に連動して、敏感に小売価格が変動するのに、ペットボトル飲料の小売価格は全然変動していません。

飲料品の自動販売機を例に出せば分かりやすいと思いますが、消費税が5%から8%に増税された際に値上げされて以降、価格の変動は全くありません。

缶飲料は、それ程影響がないのかもしれませんが、ペットボトル飲料は、容器の軽量化と原油価格の下落から、ペットボトルの原価は確実に低下しているはず。

なのに、ペットボトル飲料の販売価格は、少なくとも自動販売機で見る限りは変動がありません。

ペットボトル飲料商品の価格構成に占めるペットボトル容器費は、低いのかもしれませんが、それでも、これだけ原油価格が下がれば、物流コストも含め、ペットボトル飲料の価格は若干でも安くなっていいのではないでしょうか。

きちんと調査すれば、ペットボトル飲料一本に占める原油価格下落による価格低下への影響は、ほんの数円程度のことなのかもしれませんが、塵も積もれば山となるで、販売総数で見れば、総額はけっこうな金額になるでしょう。

さて、ペットボトル軽量化や原油価格下落による、ペットボトル飲料の原価下落と販売価格との差額、消費者には見えざるボーナス利益で潤っている企業は、いったいどの企業なのでしょうかね。

まあ、どうでもよい話かもしれませんが、ねこツムリ、気になります!


  お粗末さまでした。合掌




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